アップルは、カナダの新興AI企業「ダーウィンAI」を買収し、この企業のスタッフを自社のAI部門に数十名加えたと、ブルームバーグニュースが報じました。
今年早くに成立したこの取引の額は公開されていませんが、人工知能(AI)分野でのアップルの動きは、人間のような反応を書き出す生成AIでマイクロソフトやグーグルといったライバル企業よりも遅れていると指摘されています。
ダーウィンAIは製造工程での部品検査用AI技術を開発しており、様々な業界の顧客にサービスを提供しています。
買収に伴い、ダーウィンAIを共同創業したウォータールー大学のAI研究者アレクサンダー・ウォン氏も、取引の一環としてアップルのAIグループのディレクターに就任しました。
アップルが今回の買収で目指していることは、同社のAIへの取り組みを強化し、市場での競争力を高めることにあるようです。