プリンストンレビューとU.S. News & World Reportが出版した大学の起業家育成ランキングは、評価基準が異なり、ほぼ重なる大学がないことから、起業家育成の目標に対する合意の欠如がうかがえます。
大学が取り組むべきアントレプレナーシップの役割は、時代と共に変化してきました。教育から研究、そして知識の応用に至るまで、大学は社会との関わりを深めてきました。
デューク大学やMITなどの例では、世界の課題解決に貢献する知識の応用を重視しており、アントレプレナーシップがその中心に位置づけられています。これは、アイディアを実際の製品や行動に変えることで、大学の影響力が高まると考えられます。
起業家精神は、教授がビジネスマンに変わることを意味するのではなく、アイディアが行動に変わるメカニズムを学び理解することです。
21世紀の大学はこれまで以上に社会と関わり、知識を通じてより良い未来を実現することが求められます。実際に病気の治療法や新技術の開発につながる研究が行われており、若者たちがアイディアの力や行動を通じた進歩を学ぶことで、その約束を果たしています。
新しい時代の大学の核となるアントレプレナーシップが、知識を行動に変え社会に貢献していくプロセスを具体化しているのです。
出典 : https://techcrunch.com/2016/07/21/the-role-of-higher-education-in-entrepreneurship/