カナダのトロントに拠点を置く人工知能スタートアップ「Cohere」が、大手と肩を並べる基盤モデルの開発でChatGPT制作者のOpenAIに挑戦しています。
匿名の情報筋によると、同社は約50億ドルの評価額で5億ドルの資金調達に向けて進行中です。
新モデル「Command-R」の発表により、今年の月間収益は先月の1300万ドルから2200万ドルへと成長しました。Cohereは以前グーグルで研究を行っていた人々によって設立され、AIモデルを企業向けに開発し投資家に成長可能性をアピールしています。また、オラクルとの提携を背景に、自社モデルをさまざまな大手クラウドプロバイダーで利用可能にする計画もあります。
昨年の評価額は22億ドルでしたが、現在はその倍以上に上る見通しです。投資家のAIスタートアップに対する期待は、現在の収益を上回る未来のAIモデル導入を賭けています。
投資ラッシュのなかで、AIラボは膨大な計算能力とトップクラスの人材が必要なAIモデルの開発資金を確保するためにしのぎを削っています。
人工知能の未来とそのビジネスアプリケーションの発展に熱い視線が注がれている現代、Cohereの動向は極めて注目に値します。