シアトル発のセールス自動化ソフトウェア会社、Outreachの共同創設者であるManny Medina氏がCEOを退任し、新たに製品・技術担当の元社長Abhijit Mitra氏が後任として就任しました。Medina氏は自らのLinkedIn投稿で、AIの導入を進める上での実行力を高めるため、この人事移行が行われたと説明しています。Mitra氏はComureの元製品責任者として、またServiceNowの元上級副社長として、長いキャリアを持ち、SAPやOracleでの経験もあります。
またMedina氏は会社の執行会長に就任し、今後はその役割を担います。Outreachは創業から10年間で、6,000社を超える顧客を獲得。2021年には4.4億ドルの評価額を達成していますが、ベンチャーキャピタルの低迷を反映して、過去数年間で複数回の人員削減も行っています。
この分野ではSalesloftやApollo、Clariといった他のセールスエンゲージメント企業と競合しており、MicrosoftやSalesforceといった大手企業もセールスプロセスを効率化・自動化する製品を提供しています。創業当初はリクルーティングソフトウェア企業としてスタートしたOutreachですが、2014年にセールス向けツールの開発に転換し、わずか5年でユニコーン企業へと成長を遂げました。
出典 : https://www.geekwire.com/2024/outreach-ceo-manny-medina-steps-down/