私たちは今、前例のないほど便利な世界に生きています。しかし、この便利さが本当に世界を幸せにしているのか、という問いに直面しています。武蔵野大学が主催した「EMC Pitch −世界の幸せを叫ぶ−」は、この重要な問いに対して、若い世代からの答えを求める場となりました。
2022年12月4日に開催されたこのイベントでは、世界中から11名の児童・生徒・学生が集い、「世界の幸せをカタチにするために私はどうするか」というテーマのもと、自らのアイデアやビジョンを共有しました。参加者は12歳から46歳に及び、多様なバックグラウンドを持つ彼らが一堂に会し、それぞれの視点から世界の幸せについて語りました。
例えば、島根県出身の板本大輝さんは、デジタル技術を活用して都市と地方の格差を埋めるプロジェクトを提案。広島で平和記念式典に参加した経験から、戦争のない世界を目指す朝倉煌太さんは、「世界知」を新たな教科として提案しました。また、イタリア人の幸せの秘訣を「ナルシストであること」と分析した山市麗奈さんや、ミャンマーでのクーデター体験を通じて世界の無関心を問題視する野中優那さんなど、各参加者は自らの経験や考えをもとに、世界の幸せに貢献するための具体的なアクションを提案しました。
「EMC Pitch」は、世界の幸せについて考え、そのために自分たちができることを模索する若者たちにとって、貴重な機会を提供しています。このイベントは今後も継続され、より多くの若者たちが自らのアイデアを世界に発信する機会を持つことでしょう。
詳しくはこちらから!