日常の忙しさに追われがちな私たちですが、時に立ち止まり「幸せって何だろう?」と自問自答する瞬間が、世界をより良い場所に変える力を秘めています。そんな思考を具体的な形に変える場として、12月3日に第2回「EMC Pitch−世界の幸せを叫ぶ−」が開催されました。このイベントは、学生たちが自らのアイディアや想いを発表し、世界の幸せについて考える機会を提供します。
今回のピッチイベントには、中学生から大学生・高専生まで、幅広い年齢層の9名の学生が参加しました。彼らは東京近郊はもちろん、富山、静岡、大阪からも集まり、自らの考えを熱く語りました。彼らのプレゼンテーションには、EMC学部長である伊藤羊一氏をはじめとする専門家たちが真剣に耳を傾け、熱いエールを送りました。
特に注目されたのは、ドルトン東京学園1年生の太田嶋亮成さんです。太田嶋さんは、障がいを持つ方や「境界知能(グレーゾーン)」に属する人たちが安心して働ける環境を提供することの重要性を訴え、そのための事業計画を発表しました。この思いやり深い提案が評価され、太田嶋さんはEMC Pitch2023の大賞に輝きました。さらに、彼にはEMC教員が運営するスタートアップスタジオ「Musashino Valley」からの継続的な起業支援が副賞として贈られ、彼の活動がこれからも世界をより良い場所にしていくことが期待されています。
この日、発表を行った学生たち一人ひとりが、自らのアイディアと情熱を通じて「世界の幸せ」を考え、それを実現するための第一歩を踏み出しました。参加者だけでなく、会場やオンラインでイベントを支え、応援してくれた多くの人々の存在も、このイベントを特別なものにしました。
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