近年、イノベーションは経済界の注目トピックとなっています。特にアメリカでは、国家科学財団が新しい部署「テクノロジー、イノベーション・パートナーシップズ(TIP)」を開設し、研究とイノベーションへの投資を行っています。
大学院生やポスドク研究員たちは、連邦政府や産業界のプロジェクトを通じてすでに研究やイノベーションに貢献していますが、起業をキャリアとすることは少ないです。
イノベーションと起業家精神を養うためには、アイデアを製品に変える勇気と、それが個人や国家にもたらす価値を伝える力が不可欠です。幸いなことに、研究者が起業家になるための支援プログラムや資金提供プログラムが存在します。
アメリカの大学でも、技術移転や研究からの技術商業化をサポートするプログラムが増えており、イノベーションに関連するキャリアを追求するための育成を行っています。こうしたプログラムは、伝統的な学術研究と起業家としてのキャリアの架け橋となり得ます。研究で培われるプロジェクト管理や問題解決といったスキルは、起業家にとっても非常に有用です。
起業家的な思考はアカデミアでのキャリアにも役立ち、自身の会社を創るためにも有益です。イノベーションを志向し、自らのキャリア開発に積極的に取り組むことは、専門職としての成長と成功につながるでしょう。
出典 : https://www.insidehighered.com/opinion/career-advice/carpe-careers/2024/06/24/how-your-phd-or-postdoc-prepares-you