EMC GLOBAL2025の活動で、9月8日からインドネシア・ジャカルタツアーに渡航する学生たち。彼らの素顔に迫るインタビュー企画3人目は、テンプル大学ジャパンキャンパス4年生の佐々木宙さんです!
最後にインタビュー動画もアップしていますので、記事と合わせてご覧ください!
■佐々木宙さん インタビュー

▶自己紹介
テンプル大学ジャパンキャンパス4年生の佐々木宙と申します。
専攻はインターナショナルビジネスで、経済学・会計学・ビジネス戦略などを幅広く学んでいます。
学校外ではスタートアップへの関心からインターンを経験したり、地方創生に関するプロジェクトに参加したりしています。こうした活動を通じて、学びを実践に結びつけることに挑戦しています。
▶このプロジェクトに応募した理由を教えてください
もともと「起業や事業をつくること」に関心はあったものの、実際に自分で事業を立ち上げる経験がなく、少し遠い世界に感じていました。
そんな中、EMCが主催していたSusHi Tech Tokyoに参加したことで、「思っていたよりも起業は身近なものかもしれない」と気づき、一歩踏み出そうと決意しました。今回のプロジェクトは、その第一歩として挑戦する場だと考えています。
▶あなたが実現したいプロジェクトについて教えて下さい。
私が目指しているのは、新規就農者――新しく農業を始める人のハードルを下げることです。
具体的には、中古農機のC2Cプラットフォーム(「農機版メルカリ」)を構築したいと考えています。農機購入は就農時の初期投資の中でも特に大きな負担であり、一方で農業をやめた人の農機は使われずに残ってしまう現状があります。
この両者をつなげる仕組みをつくることで、就農を後押しできると考えています。
▶なぜそれを成し遂げたいと思ったのか、きっかけを教えて下さい。
私は岩手県出身で、母の実家がぶどう農家を営んでいます。その地域では高齢化が進み、農業を続けられない農家が増えています。
農地は1年放棄するだけで荒れてしまい、元に戻すのに5年かかるという深刻な課題もあります。こうした現実を目の当たりにして「新しく農業を始める人を増やしたい」という思いが強くなりました。
その中で最も大きな課題のひとつが「初期投資の高さ」であり、特に農機の購入負担を解消する仕組みが必要だと考えました。これが、中古農機のC2Cプラットフォームを発想した背景です。
▶現在の心境
とてもワクワクしています。何が起こるか分からないからこそ「何でもできる」と思える状態で臨めることに期待しています。
今は特に「インドネシアの人に日本の農業をどう説明するか」を考えていて、文化や状況の違いを超えて伝えることに挑戦したいです。
▶渡航前の意気込み
起業や事業づくりはこれまで遠い世界のことに思えていました。ですが、インドネシアで英語プレゼンに挑戦し、現地の人々と対話することで、「自分でも事業を起こせる」という自信をつけたいと考えています。
現地では全力を尽くし、自分の可能性を広げる経験にしたいです。