EMC GLOBALが全国の学生を対象に開催する「Global Pitch Tour 2025」のインドネシアツアーに参加した4名の学生たち。この記事では9月10日の様子をお届けします!
★ Visit to the Indonesia Research Institute
2日目は、インドネシア総研(Indonesia Research Institute)を訪問しました。午前中は学生たちが英語で自らのビジネスプランをピッチし、その後は現地社員の方々とバディを組み、約3時間にわたるインタビュー調査やフィードバックセッションを行いました。
机上のリサーチでは分からない“現地のリアル”に触れた学生たちは、驚きと気づきの連続だったようです。
たとえば、佐々木宙さんは「気づきを仮説に変えることで次の行動が明確になる」と実感。農業のようにローカルデータが乏しい領域こそ、現地の人との関係性構築が不可欠だと学びました。

山本伊織さんは、当初考えていた割り勘アプリの参入余地がほとんどないと分かり、収支管理アプリへのピボットを決意。「インドネシアの人々は意外にもお金を積極的に使う」という発見も大きな刺激になったようです。

また、城間凛之介さんは「自分たちの理解はあくまで仮説だった」と反省。日本的な視点だけでなく、現地の声を踏まえて事業を考える必要性を痛感しました。

そして、藤田結香さんは人生初の“授業外での英語プレゼン”に挑戦。悔しさや恥ずかしさも味わいましたが、その経験を糧に「明日はもっと良いプレゼンを」と前向きに次の一歩を誓っています。

学生たちはこの日、仮説検証の重要性や現地調査の力を体感し、事業の方向性や自分自身の課題に新しい視点を得ました。インドネシアのリアルな声に触れたことで、次の挑戦に向けた準備が大きく進んだ一日となりました。
Students’ Voices
佐々木宙さん
自分の農業のビジネスのピッチをしました。最初は日本の農業課題とそのソリューションを示す形で終わりましたが、1日目で気づいたインドネシアの課題や仮説、検証に必要なことをあらかじめ用意して最後に共有できたことで、より具体的なフィードバックを得られたと感じます。インドネシア総研の方々からは、リサーチでは得られない多くのインサイトをいただきました。
今日の学びは、気づきを仮説に変えることで次にやることが明確になるということを実感できたこと。そして特に農業のようなローカルなビジネスはネット上にデータが少ないため、いかに現地の人と関係性を築くかが重要だと感じました。
山本伊織さん
今日はインドネシア総研でピッチをし、その後は現地社員の方とバディを組んで約3時間のインタビュー調査を行いました。自分のビジネスがインドネシアで本当に課題解決につながるのか、そもそも課題はあるのか、現地のニーズは何かなど、調べて分からないことをたくさん聞くことができました。
特に驚いたのは、インドネシアの人々がお金を積極的に使うということです。自分が考えていた割り勘アプリは国内ですでにシェアが広がっており参入は難しそうでした。そのため、個人の収支管理にフォーカスしたアプリ開発の方が良いと気づくことができました。
城間凛之介さん
2日目はインドネシア総研でビジネスピッチを行い、その後メンタリングを通してアイデアのブラッシュアップやインドネシアで事業を行う上での大事なことを教えていただきました。一番学びになったのは、自分たちが行ってきたのはあくまで仮説に過ぎなかったということです。勝手に「インドネシアはこうだろう」と思っていた部分が、実際に話を聞くと違っていることもありました。日本的な視点だけではなく、現地からの視点も加えて考える必要があると強く感じました。
藤田結香さん
今日はインドネシア総研の方々にお世話になりました。バディの方が丁寧にフィードバックをくださり、改善点をたくさん見つけることができました。
学校の授業以外で初めて英語でプレゼンをしましたが、自分の英語力の低さや準備不足を痛感し、とても悔しくて恥ずかしい思いをしました。明日は今日いただいたフィードバックをもとに、もっと良いプレゼンができるように頑張ります🔥
