五人の子どもの母として家事に追われていた村上いずみさんの日常は、子どもたちの育児に専念することでいっぱいでした。しかし、最年少の子が中学生になったことで、彼女は自分の時間を持てるようになります。40代にして、家庭を離れた新たな挑戦を求めようと決意し、薬剤師の資格を取るために勉強を始めました。
近所に新しくオープンするショッピングモールでドラッグストアのテナント募集があると聞き、タイミングは完璧でした。試験に合格し、わずかな貯金を投じてモールの一角に小さな店を開きます。
それがどうしても彼女の起業家としての道の始まりになるとは、その時のいずみさんには想像もつかないことでした。後に、西日本で最大級のドラッグストアチェーンを経営するまでになるのです。
出典 : https://www.japantimes.co.jp/opinion/2019/03/07/commentary/japan-commentary/missing-female-entrepreneurs/