中国の浙江省寧波にある新エネルギー車メーカーのZeekr工場で、人型ロボットのインターン「Walker S」がデビューしました。身長170cm、スマートなシルバーの外観を持つこのロボットは、UBTech Roboticsが開発したもので、15kgの自動車部品を軽々と運びつつ、狭い通路や障害物を器用に避けながら作業します。
これは中国で初めて、完全なプロセスの取り扱いを人型ロボットが行った例です。北京で開かれた世界ロボット会議では、UBTechを含む様々な企業が製作した27体の人型ロボットが注目を集めました。
人型ロボットの商業化に向けた取り組みが加速しており、工場での本格的な実地訓練が開始されています。まるでサイエンスフィクションの世界から飛び出してきたようなこの光景は、ロボットと人間の協働が現実になりつつあることを示唆しています。
中国の産業界では、人型ロボットがコンピュータやスマートフォン、新エネルギー車に続く「破壊的な製品」になると期待されており、技術革新や経済成長の新たなエンジンと見なされているのです。
出典 : https://www.chinadaily.com.cn/a/202409/09/WS66de4934a3103711928a6c6b.html
